ランニングで痩せる?
こんにちは。
施術を行う傍らランニングトレーナーとして、市民ランナーからアスリートまでコンディショニングのアドバイス、提案をする
町の整体院あおたけ院長の八田です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は「ランニングで痩せることはできるのか?」についてお話します。
「ランニング=痩せる」の落とし穴
ランニングで本当に痩せるでしょうか?一般的にランニング1㎞で、体重1㎏辺り1kcal消費するといわれます。
体重50㎏の方でしたら50kcal、脂肪1gにつき9kcalなので約5.5g燃焼される計算になります。1㎞を約8分で走るとして1日30分で約3.5㎞、19.25gの脂肪が消費され、1カ月毎日続けたら約580g燃焼される計算となります。
しかし計算通りにはいかないもので、ランニング開始当初はランニングに合わせた筋肉がつくため、体重が思ったように減らないことがあります。
これは脂肪より筋肉の比重が重いため、筋肉の肥大のため体重が重くなる場合もあるのです。
こういった”落とし穴”に惑わされることなくランニングを続けていけば、体重は減少する方向に向かいます。それは、筋肉がついたことによって消費エネルギーが上がるので、太りにくく瘦せやすい身体に移行していくのです。
「汗をかけば痩せる」も勘違い
ここで1つ押さえておきたいのは「汗をたくさんかいたからといって脂肪が燃焼されるということではない」ということです。
汗をかくことにより体重は確かに減少します。
しかしそれは脂肪を燃焼したからではなく、血液内の水分を汗として放出したことにより、体重が減少したからです。これは血液を濃縮して体重を落としているので、運動後の水分補給は不可欠になるのです。
よく汗をかくだけでエネルギーを消費するとか、汗をかくだけで疲労するといいますが、汗をかくだけで消費するエネルギーはごくわずかですので、脂肪燃焼にはつながりません。
たとえばサウナで大汗をかいて脂肪を燃焼させるというのは不可能なのです。汗をかいて失った水分はすぐに補充しないといけません。
つまり汗をかくだけでは脂肪燃焼に直結しないということを覚えておいてくださいね。